ねこ館長日記

今井聖先生に一茶忌全国俳句大会でご講演いただきました

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11月19日に恒例の小林一茶190回忌全国俳句大会を開催いたしました。

朝、明専寺で法要があり、館では、俳人で、「街」主宰の今井聖先生に、「本当の写生、嘘の写生」と題してご講演いただきました。

はじめに、俳句作りの基本として、誤字脱字は絶対にダメと言うお話があり、帽子の「帽」の字の日や目の間違いや、大きさの違い、匂いという字の選が一本ぬけてしまうなど、ユーモアを交えて具体的にお話しいただきました。

また、類想から抜け出すべしとのお話があり、流行の題材を入れてそれらしく花鳥諷詠に形を整えるのではなく、もっと自由に俳句を作ろう語られました。

平知盛の辞世の言葉「見るべき程の事は見つ」をひきあいに、毎日同じような日課をこなして暮らすような生活をして、類型的な俳句を作るのではなく、自分の体験に基づいた俳句を作ってほしいとお話しいただきました。

お昼は、地元のグループが作る手打ち新そば舌鼓を打ち、午後は表彰式があり、15名の皆さんに、賞状と賞品が授与されました。

悪天候のなかでしたが、たくさんの皆様にお集まりいただき、深く感謝申し上げます。