一茶記念館では、企画展「切り絵で描く一茶の恋猫」がはじまりました。初日の今日は作家の横倉絹枝さんによる切り絵教室を開催しました。集まったほとんどの方が初心者の皆さんです。今回は猫の絵柄の団扇作りに挑戦しました。
はじめに黒い紙から輪郭を切り抜きます。通常のカッターナイフより刃先が尖鋭なデザインナイフを使いますが、細かい作業に皆さん悪戦苦闘です。
次に、目や首輪などに色を入れるため、輪郭の裏にトレーシングペーパーを当て、切り抜く形のあたりを付けます。それをうちわに当てて爪でこすり、うちわにも目印を付けておきます。ずれないように写すのがなかなか難しい。
その後色紙を切り抜いてうちわの目印に貼り付けます。貼り付けには木工用ボンドを薄めたものを使用します。はみ出すくらいに塗って、貼った後にぬれタオルでふき取ります。
最後に輪郭を重ね、ドライヤーで乾かして完成です。皆さん横倉さんから、作り方のコツを含め丁寧な指導を受け、作品作りに没頭していました。
今回は横倉さんが切抜き用の型紙から、マット、ナイフまですべて用意していただきましたが、家でも作りたいと、道具までその場で購入される方が多数でした。参加者の皆さんで横倉さん(前列黄色い服)を囲み、自分で作った作品を持って記念写真。皆さん出来栄えに大満足の様子でした。
今後、切り絵教室は7月11日、8月8日の2回開催予定です。