7月26日、初心者の方を対象とした俳句入門講座を開催しました。講師は当初、神野紗希さんを予定していましたが、体調不良のため、神野さんのご友人で、若手俳人の佐藤文香(さとうあやか)さんにご担当いただきました。
初めに、「さくさく句作」と題して、初心者でも簡単に俳句が作れるレッスンがありました。「ハンカチ」、「夏期講習の先生」というお題から、一般的に連想するものより一歩踏み込んだ想像を広げてみるところが第一段階。それを俳句の中七に整えるのが第二段階。そこまでいくと、季語であるお題+中七が出来上がり、そこにハンカチなら5文字の人の名前、夏期講習なら、「先生は」と加えれば完成という仕組みです。
後半は、この仕組みを使って、参加された30名弱のみなさんが1人2句ずつ俳句を作り、披講を行いました。講師の佐藤さんの元気なキャラクターの影響か、爽やかでユーモラスな作品が多く、講評では幾つも笑いが起きていました。
もっとも評価が集まった句は
「ハンカチにまだ張りのある昼休み」でした。
また、佐藤さんに色紙を書いていただきました。館で展示させていただいております。ありがとうございました。