ねこ館長日記

月別アーカイブ: 2018年7月

柳沢京子さんが語るきりえと一茶

7月28日、第2回一茶記念館講座を開催しました。今回は、一茶記念館で現在開催中の企画展「一茶365+1きりえ」の作者である柳沢京子さんをお招きし、企画展の元となった作品をどのように創作したかを中心に、一茶俳句と作品の関わりをご講演いただきました。

柳沢京子さんは、テレビ局の広告制作のお仕事から転身、きりえ作品を創作するようになり、代表作である「一茶かるた」を発表されました。その後、一茶の俳句が縁となり、ドイツ各地で個展を開催することとなりました。文化の全く異なるドイツの方々は、一茶の俳句だけでは情景が想像できないが、きりえ作品とともに鑑賞することで理解できるようになるということで、大変喜ばれたそうです。

また、作品に使用している紙は、江戸小紋の人間国宝小宮康孝氏から授かったもので、使用を熱心に勧めてくださった小宮氏には、大変深く感謝しているというお話もありました。

企画展「一茶365+1きりえ」の展示替を実施

6月1日から開催中の企画展「一茶365+1きりえ~柳沢京子の世界~」の展示替えを行いました。展示品約30点のうち、20点弱を入れ替えましたので、是非ご覧ください。

今回の展示替えでは、地元信濃小中学校の8年生(中学2年生)1名がお手伝いをしてくれました。写真では、真剣な表情で、キャプション貼りを手伝ってくれています。